ドラッグ・ウォー毒戦

私の大好きなジョニー・トー大先生の傑作。何が傑作かというと、この映画は中国ロケ。当局にはドラッグ撲滅というお題目で、真面目な意図でもって、許可を受け作成しているはず。検閲もあるようだし。最初は実録風に進む。ドラッグはいけませんよっていう感じも出ている。なんだが、途中からドリフのばか兄弟みたい奴らがあり得ないことをする。しかも、そのシーンの力の入れ具合が浮き出ている。というか、それを撮りたいが為に中国政府を騙したんじゃね?と想像するとメチャメチャ面白い。よって、その1点のみで問答無用の傑作なのです。