適当テキスト

いまのPerfumeの既視感は、何処から来ているのだろう。「3人」というのが重要なのではないか?「3人」といえば、思いつくのは
『3匹が斬る!』、『闘魂三銃士』、チャットモンチーブランキー、一番勢いがあった頃の平成新日の3対3マッチ、ピチカートの3人編成時代、オリラブの3人編成時代、三国志、『相棒』に原田龍二が絡むバージョン、あやや・前健・はるな愛など3人が絡む物語は結構面白い(たぶん)。
たとえば、『3匹が斬る!』の殿様、千石、たこ、をパフュに重ねることが出来る。殿様=A、千石=N、たこ=K、と見れば、何かが浮かんでくるのかもしれない。殿様、千石は敵に突っ込むとき何故か周りが見えない為、たこが結構リードする。これは、Pと一緒の構造だ。

闘魂三銃士も、武藤=N、蝶野=K、橋本=Aと見れば絵が浮かびやすい。華のある武藤、冷静な蝶野、豪快な橋本の姿に重ねれば、今のキッズ達が熱狂してるのも分かるんですよ。プロレスに久しく無かった、『底が丸見えの底なし沼』が別な形で蘇ったんですね、わかります。アイドルやっている割には「学校では割と地味な方」だったとか、いちいち幻想の生まれ具合が、古のプロレスみたいでたまらない。00年代のPRIDEとプロレスの微妙な交差具合、あの空気感に酷似してる様に思わなくも無い。変なクロスオーバーの、ワクワクする感じ?
多分、どんなジャンルでもそうだけど僕らはこれから飽和→崩壊あるいは沈静を、彼女たちから味わうことになるだろう。でも、それは仕方ないことなんだ。いつだって、そうだ。あらゆる表現者が提供するものは、自らの疲弊と引換えに味わう悪魔の実、それを貪る観客、これはどうやっても変わりはしない。変わることは、残念ながら絶対に無い。ある訳が無い。Show must go on...無力な自分が出来ることは、あらゆる表現者たちへ感謝の念を送りつつ、思う存分に楽しみ、記憶し、語る。目の前だけの結果だけに一喜一憂しない、大きな目で見守る。それだけだ。