Primal Screamの新曲

PVが、デ・パルマの作風みたいで良い。出だしのシンセみたいな音が曲をアホっぽくしてる。昔からアホっぽいバンドではあったが、更にアホっぽくなっている。UKロック界の坂田利夫世界のナベアツよりも、ナチュラルにドアホ。

もう八年以上も経ったのか…この映像は、サム・ペキンパーの『戦争のはらわた』風。この曲もディスコ、ディスコとアホっぽい声が入っていて、グダグダ。どこがシリアスな曲なんだろうかと。昔から、軽薄なとこは変わっていない。初期の「IVY,IVY,IVY」もバカっぽい曲だったなぁ。

雑誌のインタビューに騙されない様に、気をつけましょう。実は薄い人、という印象しかない。

10年前くらいにNMEを買って読んでいたら、イギー・ポップのライブ帰りの客インタビュー記事で、素人に混じってあのボビーが普通に感想を聞かれていた。日本で言うなら、「SMART」の素人ファッションスナップにGREAT3とか髭とか凛として時雨とか、あの辺のバンドが素人に混じって写っちゃっている、あの駄目な感じ*1あの感覚に近かった。イギリス本国じゃ、オーケンさんみたいな立ち位置なのかもしれない。Primal Screamだからといって、ありがたがる必要はないんですね。

*1:髭とか凛として時雨が載っているのは見た事無い、あくまでも「たとえ」ですから