GRAPEVINE、女たち

500番台後半だったので、並ばずに10分前くらいに会場入り。
入ると、見事に女ばっか。まさしく「女たち」。パッと見で、おおよそ男:女=1:9の含有率、むさい匂いは勿論無い。でも、不細工と童貞ばっか*1。誰とも肩がぶつからず、楽に見れた。声が気持ち悪いと言われ、周りで誰も聞いていない。なのに、ZEPPの一階は人で一杯。こいつらは、どこに住んでんだ?もしかして、隠れキリシタンが集会所に行くのはこんな気分なのかなとか、本当にどうでもいいことばかりを考えて7〜8分ほど待つ。
本編開始。相変わらず、田中氏は白いシャツが似合う。朦朧すれど、あの格好は真似しちゃいけないね。少なくとも、あの会場にいた男達はやるべきじゃない。他四人のむさ苦しさもアラバキと変わらず、ほっとする。アニキの変わらなさぶりは、異常。
今回のZEPPの音響は結構良くて、耳が痛くない。暴走族みたいな音の出し方じゃなくなってて、じわじわ音を大きくしてたような気がした。他のライブハウスも、見習って欲しい。去年は後ろで見てても一発目の曲から耳が痛かったんだけども、今回のは全然苦にならない。
『Sing』は殆どかったるい曲ばっかで、ライブではどうやんのかなと思ってた。まさか、そのまんまやるとは想定外。「Core」、相変わらず良い。RADIOHEAD云々とかいわれるけど、俺にはマンチェビートを倍速にした様に聞こえる。4月のアラバキよりも深化してて、さらに凄くなっている。「ジュブナイル」「Glare」を聞いて、あまりの良さに泣きそうになる。乙女が首振ってる横で、涙目な自分。どっちが、乙女かわからん。あとのアルバムの曲は、正直かったるかった。聞いててしんどいな〜としか浮かばず。去年はシンドイ構成が良い方に作用してたけど、今回のはきついだけで、ただただテンションが落ちる。自分が前作の方が好きな所為かもしれないが。でも、嫌いな「come on」が流れて、更に冷める。『イデアの水槽』の曲は普段全く聴かないが、ライブだといい。曲数は結構やったと思うが、なんだかんだであっさり目で終了したような感じがした。でも、MC少なめで曲だけを聴かす姿勢は好感が持てる。
アンコール、まさかの「望みの彼方」でまた泣きそうになる。でも、今回は突き抜けた感じがしなかった。次回に期待。つまりは、また来いよって事で。

*1:勿論嘘。