私がパフュームを売りました

木村カエラたんが「HEY!×3」で言った一言。ラジオ・インタビュー等でカッコいい、と発言したボンヤリ具合の「CD買ってたとしてもどこか身銭切った感の無さ」にも関わらず、この勘違いっぷりは大したもんであり、音楽業界を生き抜くにはある程度のタフさが無いとダメだと思い知らされる。それでも茶の間と客席を納得させるには、充分だった。
これほど奇妙な一致があっただろうか?2007年に、両者とも既に何かが起きていたのだ。

しかし、僕は知っている。裏で支えていた人々を。
テレビの放送が無くても、ゴングや週プロで越中選手を追ってプロレス会場に来ていた人たち。紙プロ」で10年近く、越中選手について書いていたせきしろ氏。石丸電気のイベントで知名度が無い頃からPerfumeと握手していた人たち。雑誌で正面から評論していた宇多丸氏や、「関係者」という姑息な手段を使わず律儀にファンクラブに入会してライブのチケットを入手し身銭を切っていた掟氏2008年2月ファンクラブ発足イベントで「関係者」という手段が使えるにも関わらず律儀にファンクラブに入会してプラチナ化したイベントに入場した掟氏。
ところが、窪塚氏言うところの「バビロン」越中選手とPerfumeに起きていた。

映画『レイジング・ブル』でこんな感じの台詞がある。
この街では陪審員はいつもインチキに操られているけど、本当のチャンピオンは誰か知っている

そう、越中詩郎Perfume。両者は、良いものは良いと認めることの正しさという意味で繋がっていたのだ。