雑談

僕が好きな音楽ってのは、売れていない人や、大コケ作、そしてその後の一枚、という事がかなりの確率で多い。
ジザメリの「ダークランズ」、オアシスの4枚目、ミッシェルの6枚目、等々。
そーいや90年代をリアルタイムで接していた者として覚えているのは、ヴィーナス・ペーターにしても大して売れていないし、フィッシュマンズもそうだったという事だ。ピチカートやソウルセットなんて誰も聞いてなかった。勝者は、オリラブくらいで。あくまでも、僕の住んでいた地域ではなのだが。オアシスだって、2枚目や3枚目でもクラスの極一部でしか騒いでいなかった。ましてや、ニルヴァーナなんてピンと来ないし、誰も知らなかった。グリーンデイも、少数だったな。
その当時、自分の地域では、B'zが大流行していた。あと、ドリカム、グレイ、ミスチルラルク、小室サウンドイエモンルナシー、大黒姉さん、ザードとか。学祭では、何故かユニコーンやボウイがノットデッドだったり。勿論、某漫画の主人公の如く渋谷系にかぶれていた僕は、殆どピンと来なかった。ピンと来たのは、かろうじてイエモンとB'z「RUN」くらいで。音楽関係は異常に話が合わなかったので、クラスの奴には音楽は興味が無いとして距離を作ってたな。
要するに何が言いたいかというと、ブリットポップ渋谷系が盛り上がってたのはごく一部で、雑誌の特集に騙されるなって事です。あれは、ハイプ。
音楽雑誌で黒夢がぶち抜き17ページとしたら、渋谷系関係は全部のページ足しても2か3くらいだったしね。だから、90年代は小室サウンドやB'zやミスチルが盛り上がっていた、という特集の方が信用できる。ただ、記事の中身は全くないだろうけども。