インフルエンザ

3年くらい前に、インフルエンザで寝込んだ事がある。10日以上寝こみ、8キロも体重が落ちた。
世の女性に言いたい事が、一つある。簡単にやせたいなら、インフルエンザで寝込め。恐ろしいことに、この病気に罹って、1年ほど体重がなかなか元に戻らなかった。つくづく、健康はありがたいなと思う。
インフルエンザで寝込んだ4日目、さすがに腰も痛いわ、薬を飲んでも眠れないわ、なのに熱でボーっとしているという、なんともきつい状態。何も出来ないのだが、あまりにも無為すぎるので、ボケーっと音楽を流す事に。iTUNESがダラダラと曲を流し、いつの間にかフリッパーズ・ギター「ヘッド博士の世界塔」へ。酷い体調の中、これを流すのはどうかしてるんだが、流れたものはしょうがない。動くのもしんどいので、横になったまま聞き続ける。んで、しばらく聴いているうちに、脳内で何かが起こった。普段見ない景色が、するすると入ってくる。何だこりゃと、思ったら意識が無くなっていた。でも、脳髄のさきっちょだけは意識があって、何かと交信してる感覚。それがずっと渦巻いていて気づいて起きたら、フリッパーズの曲は終わっていた。随分、不思議な体験をした。サウスパークの様に、ケツに発信機でも入っていたのだろうか。
2枚目と3枚目の変貌というのが、どうにも理解出来ないでいたが、覚醒関係で考えると、あのアルバムもまた違って聞こえるのかもしれない。
あれ以降、何回もヘッド博士を聞き直しているが、特に何も無い。