『スラムドッグ$ミリオネア』

・冒頭の主人公がぶっ叩かれるシーン。陰惨な感じがするのだが、あの顔を見ると多少イラッと来る。気持ちは分かる。
ダニー・ボイルは世界一『汚いトイレ』をきっちり描くことの出来る監督だと思う。
・主人公が部屋から追い出されるあの感じは、分かる。すごい切なかった。
・音楽うるせ。心臓に悪いので、本当止めて欲しくなった。
・インドのミリオネアの司会者は、みのもんたよりもためないのね。回答が随分あっさりしてて、笑いそうになる。
・出てる子役が皆良かった。子供の持つずうずうしさが、見てて良かった。
・主役がただやられるんじゃなくて、口がうまいところもあるのが爽快だけどやっぱりイラッとくる。風貌が苦手。兄貴の方がいいなぁ。
・過去を引き受けた上での、あのラストシーンに泣いた。あのラストの為に2時間がある。最初イラッとした主人公の顔も格好良く見える。
・と思ったら、ダンスシーンでまた「どやろ感」のある顔になんかイラッとくる。
・エンドロールは異常に格好良い。

実生活ではともかく、映画ではグズる人間を見るとイラッとしてしまうので冒頭は不安になったが、テンポが良くて引き込まれた。もう一回みたいかというと微妙。