オリコン初登場

2008年10月第2週の邦楽アルバムランキング情報によると、OASISの順位は2位。枚数は69,696枚。いいアルバムなのになぁ。一位は、竹内まりや先生で30万枚以上の売り上げ。部屋にこの手のベスト盤がある奴は、なんか信用できない。『ベスト盤』っていう安易さも嫌だし、先生の『Quiet Life』があればまだ納得できるけどさ。敵は強大だ。
今年前半のエポックメイキングとされるPerfume「GAME」ですら推定30万枚程なので、この手のベスト盤は本当に強いなと実感する。
coldplayの4枚目は、順位が43位で3,667枚でしぶとくチャートイン。9月で3万5千枚程の売上げ、6月から計算すると、10万枚以上は堅いと推測される。
the verveは、9月は約2万3千枚の売上げで31位とまずまずの数字。
メタリカは、9月の売上げは7万枚とOASISと同じペース。多分、このままいくとOASISメタリカの売上げ枚数は大体同じくらいになりそうだと見ている。そう考えた理由は、コツコツと積み上げていく売上げ方のメタリカに比べて、OASISは初日に最高位をマークした後は売上げが逓減していっているから。どちらも10万近くの固定客がいて、後はどう浮動票を取り込むかなんだろう。
TRAVISは、4300枚程。いや良いバンドなんですけどね。来日も10年ぶりとなるのも仕方ないというか。数字は正直だな。
注目しているNICO Touches the Wallsは推定1万3千枚程。10年前だったら、この手のサウンドはもっと売れてるサウンドだと思うが、残念ながら風は吹いていないので息の長い活動をしてもらいたい。
ザゼンボーイズの新譜は、9月は推定1万2千枚。妥当なのかは分からないが、1万も売れてる方が凄いと思う。これ、売れないでしょ。購買層が、竹内まりや先生を聞く人たちと被る訳が無いしね。
GRAPEVINEは、6月の第5週で18位の約1万1千枚程の売上げ。チャート登場回数が4週という事は、売上げは多分2万枚以内に収まるのではないかと推測される。10年もメジャーでやれて息は長く、かつ毎回良いアルバムを出しているが、売上げはジリ貧に近いのだろうか。『Wants』のアニメタイアップの理由も、なんとなく見えてくる。素人目からでも、雑誌で悠長な事を言ってる状況ではなくなっている様に思う。彼らは、ヒットソングを書ける潜在能力からいつまで目を逸らし続けるのだろうか。
the pillowsは7月の第1週で13位の約1万8千枚。チャート登場回数も9週となっていることから、予想売上げは3万程度と思われる。GRAPEVINEと同じく、全国をライブで回ったり、色んなイベントに出まくっている。ところが、GRAPEVINEに比べてジリ貧感を感じないのは何故だろう。
the band apartの最新作は最高位7位、チャート登場回数は9週。売上げ枚数も2万3千枚以上と、タイアップも少ない中健闘中。
相対性理論は最高位60位、チャート登場回数はなんと10週。正確な数字は分からないのだけど、ネットで何人かが褒める→見た何人かが聴いてみる→気に入って買う、という一番幸福なパターンに入ってそうだ。以前、1年半前に某所で『上手くやれば、アークティック・モンキーズみたいになる』と書いた事があるが、まだ、その可能性は有効な様だ。何せ、音源はまだ1枚だけ。しかも、インディーズで出した後にmf247で火が点き、リマスターして再出荷という中々珍しいパターン。
着うたやiTUNES、更に有線やラジオもあるので、総合的なチャートとなるとまた変わってくるのだろう。洋楽は本当に売れてない。数字とイメージの違いを、オリコンのサイトを見て思った。