この愛はメッセージ!祈り!光!続きをもっと聞かして!と言う前に、終わってしまったWJ。輝かしい軌跡を。
 かつてWJという団体が存在した。過去形という事は、もう既に存在していない。ただ、ある種の鈍い光を放っていたことだけは間違いない。
 2002年末、神が格闘祭りの準備で忙しい時期。佐々木健介選手は、旅をしていた。新日本、或いは煩わしい日本から離れ1人でグラウンド・ゼロを眺めていた。彷徨。寂しげな男の中にあったのは、その二文字だけだろう。
 ところが、2003年1月3日に運命は変わる。ハワイにて、WJの社長である福田氏と会談し、ある言葉を聞かされる。